ダイナミックな不動産市場

今日、当社の売りマンションの引渡し手続きを行いました。
長岡市学校町2丁目にあるライオンズガーデン長岡の南向き住戸のひとつです。
このマンション全体は、分譲マンションとして建設されましたが、バブル崩壊等の影響で予定が大幅に変更となり、販売未了の住戸を販売元の法人が賃貸住戸として賃貸していたものです。
その後、販売元の都合により、全国の所有物件が売却に出され、某有名大手外資系ファンドが一括して買い取ったようです。ダイナミックな話です。
総額は何百億単位だったそうです。なんとも、凄い金額です。
2年半くらい前の話です。
当時は、まだ、国内の経済情勢のゆくえは不透明感があり、国内金融機関は金縛りの状態が解けていなかったのでしょう。
外資ファンドの独壇場です。
外資ファンドは、賃貸利回りが目的で購入したわけではありません。
短期的な、投資利回り目的ですので、早期の利益確定のため、一物件ごとに再販されました。
東京名古屋、大阪、福岡等の主要都市部の物件の販売は、順調に進んだそうです。
都市部には、賃貸による収益の利回りが折り合えば、一流メーカーの優良マンションですから、投資家はたくさんいます。
最後に残ったのは、地方中小都市の物件だったそうです。
賃貸需要の把握と維持管理についての懸念があって、都市部の投資家は、地方都市の物件は敬遠したのでしょう。
そこで、縁あって、当社に購入の打診があり、昨年、詳細な交渉のうえ、弊社にて購入したものです。
イーストサイド、サウスサイド、ウエストサイドの3つの建物からなり、全住戸144戸のうち、約半分の74戸を引き受けました。
賃貸借契約を引き継ぎ、弊社にて賃貸していたものです。
今般、入居者が引越しされ、その後、リフォーム工事を行って、販売していた物件です。
ご購入いただき、大変、有難うございました。
今では、都市部の物件の価格は格段に上がってしまい、利回りは限度まで下がってしまい、需要は大都市周辺の地方都市に徐々に向かってきているとのこと。
社会経済情勢は、ダイナミックに、そして、急速に変化しています。

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