水害、震災、大雪による雪害と、県民をこれでもかとさいなむ天災が続きましたが、ここ二年は少雪でほっとしております。

　私の自宅も、地震により半壊の被害を受けましたが、皆さまのご支援、励ましにより、復旧を終えました。

　落ち着きを取り戻した、長岡市及び近隣市町村の状況を見るとき、新潟県人の根気強さ、我慢強さに感嘆する思いです。

　生活の本当の基盤である住まい､あるいは事業用の財産である不動産の流通に携わる私共は、損害を受けられた方々の身になって、最大限の努力を惜しまない決意が必要であると思います。

　気軽に相談できる、新鮮な情報が揃っている、迅速で効果的な行動が出来る、そんな会社を目指して社員一同研鑽を積んで参りたいと思います。

　不動産業界も他業界と同様に大きな変化の時期を迎えております。

• ・情報処理・通信技術の急速な進歩
• ・震災による一時的な需要の盛り上がりと、その後に続く前倒し消化による需要の急激な落ち込み
• ・全国的な居住用不動産におけるマンション選択率の上昇を背景とした、長岡市の市街地における新築マンションの大量供給
• ・経営の世代交代の進行に伴う、営業手法の二極化

　このようにどのように変化するのか予測ができないような環境の中であっても、機敏に対応できるように準備を怠ることはできません。

　当社の存在価値はどこにあるのか、どうあるべきなのか、方向を見誤らないように常に自問しながら進んで行きたいと考えております。