「わたしの住宅・土地も、こんな看板を取り付けてもらって、売却活動をしてもらいたい。」
お客様から、こんな期待を持っていただけるような「売物件案内看板」を模索しています。
看板面の表示デザインのバージョンアップから始まり、取付枠の材料選定、ホワイト基調で美しく、統一感が出るようにホワイトペイントで塗装仕上げの採用。
1.92m×0.91mの畳1枚分(6尺×3尺)の大型看板看板をきっちりと支えられる信頼性があり、耐久性、転用可能性も兼ね備えた材料はやはり単管パイプ。
引っ張り・圧縮の軸方向の強度が十分であれば、曲げ強度はさほど要求されません。
直径48.6mmの肉厚が2.4mmが標準的な単管パイプの仕様ですが、ここでは作業性に優れる肉厚1.8mmの軽量仕様のものを採用。
単純に25パーセントの軽量仕様ですから、扱いやすい。
次に、支柱を地盤に固定するための杭材。
単管パイプに杭先と杭頭にアタッチメントを取り付けて打ち込む方式は、貫入抵抗が大きく、杭頭もすぐ変形してしまい、打ち込むことができなこともあり、あきらめて帰ってくるしかないこともありました。
そこで探しました。
主材は単管パイプを使用し、杭先と杭頭に高強度の金属を使用し、両端10cm位を絞り込み、貫入抵抗を減らし、なおかつ杭頭強度を大幅にアップしたものがありました。
使ってみて、これはすごい。
少々の石があっても、それを脇に排除するか割砕くのか、地盤から20cm程度、貫入すると嘘のようにすんなりと入ってい行きます。
「この地盤は杭が刺さってくれるかどうかな。」という心配は解消されました。
これらの部材材料も、すべて事前にホワイトの油性塗料で塗装。
さらに、現地で単管パイプ同士を緊結するクランプも、看板の現地設置が完了したのちに、ホワイト塗装。
さて、出来栄えはどうでしょうか。
昨日、設置したものから、やや支柱の間隔を広げて、安定感を出してみました。
今年、最初に取り付けた看板はこんなものでした。
杭がなかなか地盤に打ち込めないので、電動ハンマードリルで先導の穴を苦労してあけても容易に入っていかず、杭頭が潰れてきてしまい十分な根入れ深さが取れず、やや不安がありました。