この写真は、平成21年の5月頃に撮影したものです。
(※下の画像をクリックすると、16枚の写真がスライド方式でご覧いただけます。)
これ以前は、自分でカッティングシートを何色か使って作っていました。
Rolandの小さなカッティングマシンで切れ目を入れ、それを丹念に不要部分を剥がし取ていました。
それにアプリケーションシートという透明のやや粘着力の弱いシートを残された部分全体に貼り付けます。
次に、カッティングシート裏の粘着糊をカバーしているセロファン紙をはぎ取り、アクリル板製の枠付きフレームに貼り付けて、最後にアプリケーションシートを取り除いて完成。
このような工程で看板を作っていました。
上の写真は11年前(2006/3/1)に撮影したものです。
建物の外壁に取り付けられている正方形のやや大型の当社と駐車場の案内看板は、下地枠を含めて全て私が制作したものです。
トタン板ではなく、アクリル板に貼り付けたもので、夏の日差しで熱くなると膨張して波打っていました。
今から思えば懐かしささえも感じます。
プリントは、これと全く次元の違う効率と品質です。
これも、EPSON社が耐天候性と紫外線による色あせをしない素晴らしいインクを開発してくれたおかげです。
解像度も、色の再現性も素晴らしく、非常に鮮明にプリントアウトされます。
それと、廃盤直前で旧式ですが安価に入手できた大型ラミネータにも感謝です。
重さは100kg以上あったかと記憶しています。
これで、プリンターで印刷した1.8m×0.9mサイズのシートに、粘着糊のついた紫外線カット機能と対天候性に優れたラミネートシートを気泡や皺(しわ)が入ることなく、きれいの圧着できます。
どれも、価格ドットコムで調べて、関西の販売店から送ってもらったものです。
何度か試験制作して、設定は自分で出来ました。
今も両機とも、現役バリバリに活躍しています。
耐久性は素晴らしいものがあります。数年経っても色あせ、にじみ、はがれは殆どありません。
また、貼り付ける下地材は、アクリル板を両面に薄いアルミ板でコンパウンドした軽量でなおかつ耐久性に優れたものを使っています。
不動産業者にとっては、長期間、同じ看板を同じ場所に設置したままになることはよいことではありませんが・・・。
自社のイメージアップのために、社屋の外壁、区画数の多い分譲地のに巨大な看板を設置することは効果大です。
プリントの大きさも、つなぎ合わせのプリントができるプリンタードライバーがきめ細かい設定に自在に応じてくれます。
是非、1.3m×3段=3.9m×7m 位の大きさのものを作ってみたい思っていました。
そろそろ、行動に移す時が来たようです。
駅の構内によく設置されている、照明を裏から当てて、浮き立つように見える明るい広告看板と同じものも作成できます。
バックライトフイルムという白地で幅広のロール状フィルムを使います。
上と下の写真に映っている店頭掲示していたものがそれです。
夕暮れ後には、社屋内の照明により、広告が浮き立つように見えました。
当時はまだ写真入りとかグラデーションのきいた看板は高価なものでしたので、ごく限られた所でしか見られませんでした。
以来8年経過し、看板の主流は、写真、イラスト等の入ったカラフルな広告看板が主流になりました。
よく観察してみると、ほぼ表面にラミネートシートを貼り付けて、私たちと同じ方式で作成しているようです。
看板業者の方たちにも、急速に普及したのではないでしょうか。
このように、使えるハードウエアーとアプリケーションの垣根は非常に低くなりました。
これは看板作成に限ったことではありません。WEBページ、折り込み広告、パンフレット etc。
今後のポイントは、デザイン性や広告の要点をアピールできる品質の高い原稿を作成するスキルのj熟練度になってきたと思います。
売却をご依頼いただいたお客様の大事な不動産の良い点を、効果的にアピールできる広告を常に念頭に置いて、実行していかなければなりません。