任意売却物件のお引き渡し

今日、昨年の5月からご依頼を受けて進めてきた任意売却の決済手続きが完了しました。

ご依頼者との面接、物件調査、価格査定から始まり、査定書の精査後に債権者サイドから販売開始価格の提示。

それに基づき、専任媒介契約の締結、東日本レインズ、及び、自社及び加盟不動産情報インターネットポータルサイトへの物件情報の掲載。

債権者への販売活動状況報告書の提出。

状況により、販売価格の見直し。

ほぼ、債権者サイドの主導で流れて行きます。

その間で、所有者の転居をお願いしますが、なかなか実現するケースは少ない状況です。

一般の不動産の売却では、売主サイドは所有者のメリットのみを考慮していればいいのですが、任売の場合は、所有者と債権者とに利害が分かれます。

なかなか難易度の高い、根気のいる業務と言えます。

諸事情を考慮すると、私には一気に強引に進めることはできません。

今回も、かなりの期間を要しましたが、所有者の方がご納得のうえご協力が得られて、手続きが完了することができました。

不本意ながら住宅を手放さなければならなかった所有者の方から、最後に、「大変、ありがとうございました。」の一言。

感慨深い一瞬でした。

任意売却関連参考記事:https://www.wako-re.info/blog/?