長岡市西神田1 宅地分譲地 RC建物躯体解体工事順調。

送信者 長岡市西神田1 宅地分譲地 RC建物躯体解体 4-21

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【動画】:nisikannda-4-22.wmv
これは、古い分譲マンションの解体現場ではありません。
築後37年ほどの旧社宅マンションです。
最近は、大手企業でも、社宅等の維持営繕費がかなり出費となるため、賃貸マンション・アパートを個別に借り上げ社宅とするようになってきました。
これが分譲マンションであれば、計画的に定期的な修繕工事が実施されていきますから、建物の寿命はかなり長いようです。
最近の日経ビジネスで特集されていましたが、都市部では入居者がほとんどいなくなり、もしくは、管理費・修繕積立金の徴収ができず、管理組合が崩壊してしまっているようなマンションもあるようです。
そのようなマンションは、管理が放棄され荒廃し、スラム化してしまい、手がつけられないような状態なっているとのことです。
長岡市ではまだ、そのようなマンションは見当たりません。
建て替えのためのマンションの解体という例はないようです。
今回の旧社宅は、外見はまだ使えそうに見え、解体処分することは、この省資源の時代に逆行するかのように思われます。
しかし、大幅な改修工事を行って再生させ、賃貸なり、分譲なりを行うには費用がかかりすぎて、事業化は困難と判断いたしました。
やや郊外の、地価の水準が低い地域であれば、採算に合う計画もできたかもしれません。
地価の水準が27~35万円/坪の程度のこのエリアでの、土地を取得してのアパート経営が成り立ちに難いのと同様に、古い建物に追加投資を行ってのマンション経営はリスクが大き過ぎます。
とても、この地域のこの土地上にある建物として、不動産の鑑定評価でいう『最有効使用』の建物とは言えないということなのです。
残念ながら、解体処分という決断となりました。
すっきりとした敷地全体が見渡せるようになるのは5月中旬ごろの予定です。

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